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2010年05月 アーカイブ

しぼしぼ縮緬

糸に撚りがかけてあるとどうしてしぼしぼするのそれは織物は、経糸と緯糸でできています。
縦糸をあらかじめ織り機にかけ、緯糸を順番に、縦糸と互い違いになるように通していくことで布になるわけですね。
縮緬も同じ平織りの織物ですが、織るときに、あらかじめ強く右撚りと左撚りにかけた緯糸(経糸のこともある)を交互に使うのでした。

逆方向に撚られた糸が隣り合ったまま織られる布。
想像しただけでも苦しくなります。
この強く撚りをかけられて苦しいまま織りあがった布を精練すると、あら不思議、平織りの平らなはずの布があちこち勝手に縮んでデコボコに。

精練とは、もともと糸についていた不純物を取り除く、いわば糸のお洗濯。
精練前はなんとか撚れたままがまんをしていた糸が、精練されたことによって解放され、撚り戻そうとしてあんなしぼができるわけ。
ということは、縮緬のしぼは、解放によるしぼ、喜びのデコボコ。
どおりで優雅で美しい陰影をたたえているわけです。

着物の縮緬は代表的な生地

流れるドレープ感は量感もあってゴージャスそのもの。

色無地から始まって、訪問着、留袖、振り袖に小紋と、ほぼすべての格のきものに使われる縮緬。

きもの地のオールマイティといっていいでしょう。

帯や半衿、バッグなどの小物にも使われます。


縮緬は、普通白生地で織るもの。

生地になってから染めるので、[染めのきもの」という。

これに対して糸のうちに染めてから織るきものが「織りのきもの」。

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