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2010年10月 アーカイブ

ビタミン剤が危ない 4

実際にどんな摂り方をすると過剰摂取になるのでしょうか。


たとえばマルチ・ビタミン剤のA商品には「2粒中ビタミンA1000IU(国際単位)」、B商品には「5粒中ビタミンA1800IU」が含まれています。


ビタミンAの摂取所要量は、成人男子で1日に2000IUですから、食品からAを摂ることができない場合は、サプリメントを利用しても過剰摂取の心配はほとんどありません。


しかし"ビタミン神話"に躍らされ、何種類ものサプリメントを同時にしかも多量に摂ったり、Aの含有量の多い食品。


たとえばヤツメウナギの干しヤツメには「1人分・20gで3万IU」、鶏の肝臓には「1人分・50gで2万3500IU」ものビタミンAが含まれています。


これらをよく食べる人がサプリメントを常用すれば、過剰症の危険性さえあるでしょう。


また、潜在的に不足しているとはいえ、私たちは知らないうちにビタミンを摂っていることもあります。


ビタミン剤が危ない 5

インスタント食品や缶詰には、アルコールの酸化防止剤や着色料として抗酸化ビタミンであるβ-カロチンやC、Eが添加されることが多いのです。


そのうえ、"体にいいから"と、ビタミンが添加された飲料、菓子類、加工食品、さらにビタミン剤のサプリメントをどんどん摂っていくと、ビタミン過剰となって体に悪いという皮肉な結果を招きかねません。


ビタミンは高いお金をかけてサプリメントを使って摂るより、食べ物から摂取したほうが賢いことは、もう明らかでしょう。


アメリカなどでは最近、ガン予防の視点から野菜や果物の「超ビタミン」という効用を見直す研究も盛んになっています。


タマネギのアリルイオウ化合物は発ガンを抑制する、ナスのアルカロイドはガン細胞の増殖を抑えるなど、野菜や果物の成分にはビタミンに劣らないガン予防効果があるという説の研究です。


野菜自体の安全性が問題になっているものの、興味深い説ではあります。


いずれにしても"体にいいはずのビタミン"がもっているパラドックスには注意しましょう。

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