ゴミ分別の「大都市困難説」
コミュニティ依存型のリサイクル活動は、大都市においても必ずしも実現するのは困難ではありません。
その意味で「大都市困難説」は一種の神話であることが明らかになっています。
このことは、真に問題なのは大都市の当局者、関係者の間でリサイクルトナーなどの新しい事業にチャレンジする気持ちがあるかどうか、つまり、やる気があるのかどうかです。
大都市の条件や環境をめぐるあれこれは、少なくとも決定的に本質的な問題とはいえないことを示しています。
さらに、「大都市困難説」の主要根拠のひとつに、大都市では地域社会での住民のつながりが希薄であり、住民の協力が得られにくいという点にあります。
これも神話的側面を帯びていることが、ほかならぬ目黒方式の実施に参加している住民によって明らかにされています。
同区では1988年12月に、モデル地区から1400世帯を無作為抽出して調査票郵送によるアンケート調査を実施しました。
そこでも従来の「大都市では住民協力を得るのは困難」という説を打ち破る、きわめて興味深い反応が現れています。