エーゲ世界
エーゲ地域によく育つのが、オリーヴとブドウです。。
これらから作る酒と油はたくさん出来ます。
この物資を輸出して他の物資と交換すれば、富がえられます。
この交換の道がエーゲ海であり、そこから東地中海域が貿易範囲にはいるのです。
この場合に、東地中海辺には油と酒とを求めている富裕な国々がありました。
こうしてエーゲ世界の住民は、エーゲ海域ばかりでなく、東地中海の貿易を独占します。
彼らは油と酒、また加工品を輸出し、銅やその他の原料を輸入し、また諸国問の仲介貿易によって富を蓄積し文明をおこし繁栄します。
エーゲ文明は史上最初の海洋文明ですが、それは、今のべた果樹栽培と海上貿易にもとづくのでした。
それでこれを、エーゲ的生活様式と呼ぶことができます。
この様式はそのままに古代ギリシアにあてはまるし、現代ギリシアにも適川できます。
ただ現代ギリシアでは煙草が輸出品の最上位をしめるが、オリーヴ油はやはり上位にとどまり、また有数の海運国です。
念のために付け加えておきますが、この生活様式は穀物栽培や牧畜を欠くのではありません。
これらの生業は、食糧その他の生活必需品を提供するから努めても、その量はせいぜい自己の需要をみたす程度かそれ以下だったのです。