連盟の運営 3
今日でもそうですが、国際機構がその予定された役割を有効に果たすことができるためには、財政的に困難に陥らないことが不可欠です。
予算問題に関する連盟規約の規定は、「連盟の経費は、連盟総会の決定する割合に従い、連盟国これを負担す」(第6条5)という曖味な内容のものしかありませんでした。
・・・しかし連盟では、若干のいきさつはあったのですが、最終的には総会がすべての権限を握ることになりました。
このことは、連盟が、多くの試練に出会いながらも、曲がりなりにも第二次大戦勃発直前までその存在を保つ(正式の解散は1946年)ことを可能にしたのです。
国際機構の運営という問題との係わりで、いま一つ大きな問題になったのは、国際社会の意思が国家の意思を制約することが許されるのか・・・
また、許されるとしてもその限度をどのように考えるべきか、という問題でした。
この問題は、具体的には国際機構での意思決定の方法という形で問われます。