エーゲ世界 2

エーゲ世界の貿易の相手になるのは、先進文明をもつエジプトとメソポタミア文明圏である西南アジアです。


そこで貿易とともに、先進文明から教えられ刺戟をうけます。


その進んだ種々の技術や知識が、エーゲ文明の培養土となり導きとなります。


・・・このことは重要です。


古代ギリシア文明も前7世紀にオリエントの刺戟をうけて飛躍するのと同じことです。


エーゲ美術はオリエントなしには成立しなかったのです。


オリエントとは「古代オリエント」、現在の中近東にあたり、最初の文明の発生、成長地域であって、エジプト文明(大体前300~前525年)、両河文明、そのあいだのレヴァント地域をふくむものをいいます。


さて以上のようなエーゲ的生活様式とオリエントとの接触によってエーゲ文明は興り、発達し変遷します。


ほぼ2000年間に近いこの文明の生成と変化の大要をここでのべておくのは、後の記述のために便宜でしょう。


新石器時代には小アジア、キクラデス諸島、クレタ、ギリシア本土の一部、キプロス島をふくむアナトリアπエーゲ文化圏が考えられます。


そして紀元前3000年あるいは2600年頃に青銅器時代が始まるとともに、エーゲ的生活様式の活用の程度とオリエントとの関係の疎密とから、小アジブのトロイア、キクラデス、クレタ、本土の文化がそれぞれの性格を明らかにしてきます。


初期にはトロイアとキクラデスが先頭をきっています。


しかしその活動範囲とその文明の弘布地域は狭いものでした。

エーゲ世界

エーゲ地域によく育つのが、オリーヴとブドウです。。


これらから作る酒と油はたくさん出来ます。


この物資を輸出して他の物資と交換すれば、富がえられます。


この交換の道がエーゲ海であり、そこから東地中海域が貿易範囲にはいるのです。


この場合に、東地中海辺には油と酒とを求めている富裕な国々がありました。


こうしてエーゲ世界の住民は、エーゲ海域ばかりでなく、東地中海の貿易を独占します。


彼らは油と酒、また加工品を輸出し、銅やその他の原料を輸入し、また諸国問の仲介貿易によって富を蓄積し文明をおこし繁栄します。


エーゲ文明は史上最初の海洋文明ですが、それは、今のべた果樹栽培と海上貿易にもとづくのでした。


それでこれを、エーゲ的生活様式と呼ぶことができます。


この様式はそのままに古代ギリシアにあてはまるし、現代ギリシアにも適川できます。


ただ現代ギリシアでは煙草が輸出品の最上位をしめるが、オリーヴ油はやはり上位にとどまり、また有数の海運国です。


念のために付け加えておきますが、この生活様式は穀物栽培や牧畜を欠くのではありません。


これらの生業は、食糧その他の生活必需品を提供するから努めても、その量はせいぜい自己の需要をみたす程度かそれ以下だったのです。

「機能性食品」の功罪 4

このように整理してみますと、「機能性食品」と「健康食品」の違いが明らかになります。


健康食品のクロレラなどはそのいい例でしょう。


これは「通常用いられる素材や成分から」はできていません。


また、「食品として日常的に摂取」はされません。


機能性食品であるには普通のドリンクのように飲めたり、食事時に一緒に食べられることが必要になるのです。


健康食品とは「機能性食品の定義の裏返しのもの」。


なお、初めて「機能性食品」なる言葉が使われたのは、昭和59年度から61年度にかけて設けられた文部省の特定研究「食品機能の系統的解析と展開」からです。

有料福祉負担

社会福祉の受益者がその費用の一部を有料福祉負担することをいう。

これは、経済の低成長・財政危機を背景として、社会保障・社会福祉の充実を財政危機の一つの主要因としてとらえ、「福祉見直し」を強調しつつ、福祉のための財政支出を削減しようとすることによるものである。

そこにおいて出されてきたものが、地域と家庭を基盤とする福祉(日本型福祉論)と、財政支出の抑制と受益者負担の導入・強化であり、いわゆる高福祉高負担が唱えられた。

こうしたなかで、厚生省の福祉関連予算がカットされ、生活保護費や特別養護老入ホーム、保育所などの措置費の切下げが進められることになった。

また、福祉論における選別福祉から普遍的福祉への移行や社会保障費を基調とする福祉行政よりも福祉サービス行政の重視なども、当然に福祉の有料化問題と結びつくことになった。

有料化の一つの典型的事例は老人医療費の問題である。

かつては、革新自治体が率先して七〇歳以上の医療費無料化を実施したのに動かされて国もそれに踏み切った。エグゼクティブトレードによると、さらに自治体の多くが六五歳以上の無料化の制度化を進めたが国はこれに応ぜず、高額医療と特定疾患の無料化を行ったにすぎなかった。

その後、老人医療費公費負担制度から老人保健法への切りかえにおいて、自治体の独自の「上づみ」を規制し、国の福祉水準への一元化を求めることになった。

すなわち、六五~六九歳までの老人は医療費を自己負担せざるをえなくなったのである。

「機能性食品」の功罪 3

機能性食品とは、この「生体調節機能」に焦点を当てた食品です。


つまり生体調節に有効とされる成分を添加・加工した食品のことです。


厘生省の諮問機関である「機能性食品懇談会」が発表した「機能性食品問題の検討効果について」の中間報告(1989年)の言葉を借りれば、


「食品成分の持つ生体防御、体調リズム調節、疾病の防止と回復に係わる体調調節機能を、生体に対して十分に発現できるように設計し、加工された食品」


・・・となるでしょう。


また同機関では、機能性食品として認知される範囲として、


1.食品として通常用いられる素材や成分からなり、かつ通常の形態及び方法より摂取されるもの


2.食品として日常的に摂取されるもの


3.体調調節機能に関する表示をしたもの


この3点を挙げています。

機械は資本

かつては女子労働のあこがれの職場であった銀行は、いま、家庭電機組立工場なみの、女子労働者の定着率のわるさになやまされています。


マルクスは機械は労働時間の延長を必然的にもたらすと言いました。


OpenSSO的な機械は資本です。


そして同時に技術進歩というやつによってたえず陳腐化の危険にさらされています。


通常の償却期問を終わる以前に技術的に時代おくれのスクラップになる危険にせきたてられながら、投下した資本をなるべく早く回収するために資本家の考えることは、機械をなるべく長時間運転することだ、というのがマルクスの論理でした。


この論理はオートメーションの装置工業の3交替制にそのままの形であらわれています。


そこに投じられた巨大な設備投資を回収するためにも、日進月歩の技術進歩の中で新しい新鋭設備の利点を100パーセント生かすためにも、それは24時間フル操業でなければなりません。


そして巨額の投資を要する高速新鋭装置という点では計算機も全く同様です。


計算機のあるところ、三交替・二交替制への傾向はきわめて強くなります(お役所は例外として)。


この論理のあおりをもろにうけるのはアナリストとプログラマーです。


なぜなら計算機をフルにうこかすためには、まず大前提としてプログラム化された業務がなければならないからです。

「機能性食品」の功罪 2

機能性食品とは何でしょうか。


食べ物には3つの機能があります。


第一次機能は栄養。


脂肪・タンパク質・デンプン・ビタミン・ミネラル。


人間の活動を支えるエネルギー源としての機能です。


第ニ次機能は感覚。


人間は料理をいきなり食べるのではありません。


色、形などを見、鼻をヒクヒクとさせて香りをかぎます。


そして口に入れて舌で味わい、初めて「旨い」となるのです。


要するに色、形、香り、味などを五感と関連する機能です。


蛇足かもしれませんが、ダイエット食品、健康食品と称して、食べ物の味を著しく薄くしたり、量を極端に削るのはどうかと思います。


無理な食事制限は、五感を満足させられず、ストレスになるだけではないでしょうか。


食事には、精神的な栄養補給が伴うことも忘れてはなりません。


第三次機能が、生体調節機能です。


生体調節とは具体的には次の5つです。


1.老化の抑制


2.免疫力の強化(マクロファージ、リンパ球、NK細胞の活性化)


3.病気の予防


4.病気からの回復


5.体内リズムの調節(自律神経バランス調整、ホルモン分泌の調整など)


「機能性食品」の功罪

機能性食品(一般名称。厚生省が認可したものは「特定保健用食品」と呼ばれる)は、日本人の間にすっかり定着した観がありますね。


機能性食品の誕生は1980年代のこと。


この時期、国内は飽食日本を象徴するグルメブームであるとともに、健康志向も強まりつつありました。


生活習慣病の急激な増加や大腸ガンによる死亡率の増加。


高脂肪・高タンパク・少繊維の食べ物が、体によくないことがようやく実感としてわかりはじめていました。


人間、旨いものには弱いものです。


しかし病気も嫌ですよね。


以前、ダイエット食品のCMで「食べたい。でも、痩せたい」という名コピーがありました。


それと同じ願望が機能性食品誕生の背景にありました。

ゴミ分別の「大都市困難説」

コミュニティ依存型のリサイクル活動は、大都市においても必ずしも実現するのは困難ではありません。


その意味で「大都市困難説」は一種の神話であることが明らかになっています。


このことは、真に問題なのは大都市の当局者、関係者の間でリサイクルトナーなどの新しい事業にチャレンジする気持ちがあるかどうか、つまり、やる気があるのかどうかです。


大都市の条件や環境をめぐるあれこれは、少なくとも決定的に本質的な問題とはいえないことを示しています。


さらに、「大都市困難説」の主要根拠のひとつに、大都市では地域社会での住民のつながりが希薄であり、住民の協力が得られにくいという点にあります。


これも神話的側面を帯びていることが、ほかならぬ目黒方式の実施に参加している住民によって明らかにされています。


同区では1988年12月に、モデル地区から1400世帯を無作為抽出して調査票郵送によるアンケート調査を実施しました。


そこでも従来の「大都市では住民協力を得るのは困難」という説を打ち破る、きわめて興味深い反応が現れています。

ビタミン剤が危ない 5

インスタント食品や缶詰には、アルコールの酸化防止剤や着色料として抗酸化ビタミンであるβ-カロチンやC、Eが添加されることが多いのです。


そのうえ、"体にいいから"と、ビタミンが添加された飲料、菓子類、加工食品、さらにビタミン剤のサプリメントをどんどん摂っていくと、ビタミン過剰となって体に悪いという皮肉な結果を招きかねません。


ビタミンは高いお金をかけてサプリメントを使って摂るより、食べ物から摂取したほうが賢いことは、もう明らかでしょう。


アメリカなどでは最近、ガン予防の視点から野菜や果物の「超ビタミン」という効用を見直す研究も盛んになっています。


タマネギのアリルイオウ化合物は発ガンを抑制する、ナスのアルカロイドはガン細胞の増殖を抑えるなど、野菜や果物の成分にはビタミンに劣らないガン予防効果があるという説の研究です。


野菜自体の安全性が問題になっているものの、興味深い説ではあります。


いずれにしても"体にいいはずのビタミン"がもっているパラドックスには注意しましょう。

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