ビタミン剤が危ない 4

実際にどんな摂り方をすると過剰摂取になるのでしょうか。


たとえばマルチ・ビタミン剤のA商品には「2粒中ビタミンA1000IU(国際単位)」、B商品には「5粒中ビタミンA1800IU」が含まれています。


ビタミンAの摂取所要量は、成人男子で1日に2000IUですから、食品からAを摂ることができない場合は、サプリメントを利用しても過剰摂取の心配はほとんどありません。


しかし"ビタミン神話"に躍らされ、何種類ものサプリメントを同時にしかも多量に摂ったり、Aの含有量の多い食品。


たとえばヤツメウナギの干しヤツメには「1人分・20gで3万IU」、鶏の肝臓には「1人分・50gで2万3500IU」ものビタミンAが含まれています。


これらをよく食べる人がサプリメントを常用すれば、過剰症の危険性さえあるでしょう。


また、潜在的に不足しているとはいえ、私たちは知らないうちにビタミンを摂っていることもあります。


ビタミン剤が危ない 3

ビタミンに関するサプリメントの問題点について。


ビタミン剤には、薬理作用をもつ「医薬品」と「栄養補助食品」があります。


医薬品の場合は「成分・効能・用法・容量」の表示があり、使用上の注意などが書かれた添付書があります。


栄養補助食品には「食品」という品名と、「原材料名・内容量」などの表示があります。


両者とも錠剤、カプセル、液体など形はさまざまで、含有量も大きな差はありません。


医薬品として認可されているかどうかの違いだと言われています。


「医薬品」かどうかより知っておきたいのは、ビタミン剤には「天然型」「合成型」の2種があるということです。


言葉のイメージから"天然のほうが体にいい"と思われがちですが、そうとも言い切れません。


たとえば効果の点からいえば、ビタミンEでは「天然型」「合成」の順になりますが、Cでは違いがありません。


また吸収に限ってみると、β-カロチンでは「合成」のほうが「天然」より上。


「天然」のビタミン剤は、ある種のビタミンを高濃度に含む動植物を材料にして作られ、ほかの栄養素も摂ることができますが、コストが高く、必ずしも安全とは限りません。


一方、「合成」は特定の栄養素を中心に作られているため、過剰症の危険性が「天然」よりも多いのです。


ビタミン剤に限らず、「天然」「自然」のものなら何でも体にいいと考えるのは間違いです。

ビタミン剤が危ない 2

食生活の変化が大きな原因で「潜在性ビタミン欠乏症」が増えています。


外食や加工食品を使うことが多くなり、微量栄養素のビタミンが破壊されます。


ストレスや煙草・飲酒などの生活習慣から、体内のビタミン貯蔵量が消耗します。


ある調査によると、血中濃度を測った結果、ビタミンB1、Cの不足者が多かったそうです。


といっても、"潜在的に不足しているのだから、所要量より多くのビタミンを摂らなくては"と、手軽に利用できるビタミン剤を飲むのは、避けたいものです。


健康ブームにのって、さまざまな栄養補助食品が氾濫していますが、これらの摂りすぎは過剰症を招く危険があります。


ビタミンの摂りすぎは、日常の食事から起こることはほとんどなく、サプリメントの使用によって起こるのです。

ビタミン剤が危ない

薬との関係で摂ってはいけないビタミもあります。


Kは止血をはじめ血液に関係するビタミンで、骨代謝に重要な役割を果たし、最近は骨粗しょう症の治療薬としても注目されています。


ただKは、動脈硬化性の疾患や心臓弁膜症などの治療薬・ワルファリンの抗凝固作用を阻害する作用があります。


そのためワルファリンを服用している人は、Kの使用は避け、Kが豊富な納豆なども食べないほうがいいのです。


逆に、抗生物質を飲んでいる人はKが不足しやすいともいわれています。


こういった薬との関係もチェックしておきましょう。


坐繰り糸の魅力

坐繰り糸は、真綿から紡ぐ糸ではありません。

玉繭から・生糸のように繰り出してい素なので塊二匹の蚕がはいる玉繭は、どうしても途中で糸がからまって一本だけでは繰り出せない。
が、坐繰り糸はわざわざこの玉繭から生糸を繰り出すように作っていった糸なのです。

とはいえ玉繭ゆえに絡まりが出でる。
が、このからまりにかまわず繰り出し続けます。
すると、からまったところは節になるけれど、またそこを過ぎるときれいに揃った生糸ができる。

生糸のつやと・紬の風合いである節。
このふたつを併せ持ぞいるのが坐繰り糸の魅力。

真綿の紬

湯にふやかして広げフワフワの真綿状にする。

これから指先で長い一本の糸に紡いでいくのが真綿の紬。


紡いだ糸を、織機にかけて反物に織り上げる。

真綿の紬はつるつるの生糸で織ったきものと違って、空気をたくさん含んでいるので厚ぼったくやわらかい。

鑑でも十分に風合い楽しめる。

輩いだつやや豪薯彩りとは無縁だが、その分ホッとくつろげる優しさが紬にはあるんだよね。

紬糸を使った生地

紬は、生糸を使ったものとはまったく別の風合いを持つ絹織物です。
まっすぐで光沢のある生糸とは違って、ボコボコと節のある、どちらかというと朴訥な雰囲気を持つのが紬の特徴といえましょう。

そもそもどうして紬織物ができたかというと、すべての繭からスルスルと一本の長い糸を繰り出せればいいのですが、そうもいかなかった、というのが理由。
くず繭といって、糸がからまってしまった繭や、また二匹のお蚕さんがはいった玉繭などからは、どうしても生糸はできない。
製品として出す生糸を作れない繭、けれど捨てるのは惜しい。
だったら自家用にこの繭を使って糸を作っちゃおう。
こうしてできたのが紬だ。
あったかくって軽くって、丈夫。
暮らしの衣服にはもってこいの素材なわけね。

このように、成り立ちが自分たち用に使うものだったため、もともと紬には規定というものがなかった。
よって、今に伝わる紬も地方色豊かなんだ。

残った羅。

紹や紗にくらべてますます網目模様が複雑華麗になってきます。
もう経緯の糸がまっすぐじゃないんだもん。
あっちこっち行っちゃって、斜めになったり曲がったり飛び越えたりしている。

幅の広い豪華なレースにイメージが似てるかな。
織るのにもかなりの時間がかかるときく。

もともとが格調の高い、高貴な人が身に着ける布地であったのね。
羅は今ではきもの地ではなく、夏の帯地におもに使われますね。

たまたまわたくしも一本羅の夏帯を持っていますが、芯がはいらずに帯全体が目の粗いただの網みたいなものなので、まことに涼しい。
しかも軽い。
見た目もさわやかだし、かなり結構な素材です、羅。

サラサラ綸子

綸子は地紋が入った絹織物。

これも生糸を使ったもので、白生地で織ってあとから染めるタイプ・小紋や訪問着など、染めのきもののほぼすべてをカバーできる。


縮緬とちがって、よりサラリとした風合いが特徴ね。

地模様と全然関係なく染め模様がはいるのもおもしろい。

が、意外に地模様も目立つので侮れないのだ。

友禅、小紋などのきもののほかに、長濡祥、伊達衿にも綸子は使われる。

これまた利用範囲の広い絹織物なのでした。

着物の縮緬は代表的な生地

流れるドレープ感は量感もあってゴージャスそのもの。

色無地から始まって、訪問着、留袖、振り袖に小紋と、ほぼすべての格のきものに使われる縮緬。

きもの地のオールマイティといっていいでしょう。

帯や半衿、バッグなどの小物にも使われます。


縮緬は、普通白生地で織るもの。

生地になってから染めるので、[染めのきもの」という。

これに対して糸のうちに染めてから織るきものが「織りのきもの」。

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